後悔を安売りしたくない。

「前職をやめたことを後悔していますか?」

 

「いいえ。全くしていません。」転職活動中、この質問が決め手で採用試験に落ちたことがある。理由は前職の早期退職に対して反省が足りず、定着性に懸念があるということだったそうだ。

 

僕は早期離職をしたが、そのことに関してこの先何度後悔したかと問われても、同じ答えをするだろう。前職は過酷な労働環境だった。大半の人がその過酷さに同情をし、大半の人が退職までの期間と職種を見て忍耐力がないと言う。僕も自分に忍耐力があるとは思わなかった。そこは同意だ。

 

でもその仕事をやめたことに関して後悔したかといえば、それは確実にNOなのだ。やめたくないと思ってやめたわけではない、やめたいと、やめなければと思ったからやめたのに、そこに後悔をしてしまったのならば、本当にただ何も残らなくなってしまう。

 

後悔をするとすれば、自分に納得のできるまでまだ戦うべきだったという事だ。入りたくないと思った企業に流されるままに入社するべきでなかったことだ。社会のレールからは既外れているのだから、泥臭くやりたいことにしがみつけばよかったのだ。

 

勿論早期離職には反省しているし、忍耐力はなかった。どの程度の過酷な労働に耐えれば世の中を切り抜けられるのかもわからなかったし、これから先にどんな苦労があるかなどわからない。

 

だが自分の決断は間違いではなかったと言えるように努力をしなければならないのは、確かだ。自分で決めた決断は一番大切にしなければならないし、自分の決断に恥じない生き方をしたい。

 

後悔・・・自分のしてしまったことを、後になって失敗であったと悔やむこと。

 

あとがき

何かを選択をする場面では大抵後悔というものが付きまとうもので、どっちを選んだ方がより後悔しないかみたいな感じで選択していくと思うんです。

 

そんな中で僕は前職を離職する決断をしたわけですが、結局全く後悔していません。前言撤回というわけでもありませんが、中には後悔が全くない選択もありますよね。もしくは後悔すべきはそこでなく、それ以前の事柄にするべきであったり。

 

選択に後悔の余地を残すのではなく、間違えてもいいから自分で考えて考えて結論を出して、今を生きる上で必要な選択であったと笑い飛ばせるようになれるといいですね。僕も。